完熟マンゴーを美味しく食べていただくためにこだわって栽培しております

なぜ装置を導入したり、手間のかかることばかりしているのか…？
全てはお客様ためです。
初めてのお客様はもちろん当店へ足を運ばれる方への信頼と期待に
応えるべく日々美味しいマンゴーを育てています。
その繰り返しが積み重なって現在の当園があり、
さらにその先に、「日本一のマンゴー農園を作る！」
という目標があるからです。

亜熱帯植物のマンゴーにとって温度管理ほど重要なものはありません。
マンゴーは寒さに弱いため、冬場は暖房が必要ですし、
夏場は一定の温度以上にならないように温度を下げるなど
温度管理に気を配らないといけません。
マンゴーがストレスを感じずに成長する温度帯は
２５度～３２度と言われています。
それ以下や以上になると、変形が多くなったり、色付きが悪かったり、
傷が入るなど様々な弊害が出てきます。

当園では暖房機はもちろん、６月以降の暑さ対策に
自動換気システムをすべての温室に完備しております。

また、より質の良いマンゴーを作るために、
２０１０年度から炭酸ガス発生装置も導入しております。
冬場のハウス内は二酸化炭素が不足しがちになりやすく、
それを補い光合成を促進する事が目的です。
この機械はマンゴーには実績がないものの、
すでにイチゴなど他の作物では実績があります。

マンゴーは肥大期(果実に見が詰まってくる時期)から
収穫期にかけて大量の水が必要となります。
当園では、熊本で「水の都」と称される
良質な水を菊池川水系から引きたっぷりと与える事で
ストレスをなくし、木に肥大したマンゴーを支える力を
付けさせる事で、十分に熟してから
自然落下することに成功しています。

また、マンゴーに適した土壌にするため、
もともと黒土系(保水力と栄養価を多く含んだ土)
だった土壌に赤土(水はけが良い粘土質の土)を
ブレンドして、マンゴーの成長を促しています。
更に敷き藁をすることで、
土壌から余計な水分蒸発を抑えています。

マンゴーを育てる上で手入れは欠かせません。
毎日の温度点検や水分調節、剪定前・開花期の施肥、
葉面散布など細かく言えばきりがありません。
その中でも特に重要なのが、
枝や実をつる作業と袋がけです。

何万本もの枝や花をつる作業は、大変な重労働なのですが、
日照時間を増やす事は色付きや実を大きくする上で
とても重要な事ですので手を抜かず
1本ずつ丁寧につり上げます。

「完熟マンゴー」の収穫では定番の袋がけは、
マンゴーが熟して自然落下したときに
傷が入らないようにするためです。
当農園では年間50,000～60,000個の
収穫をするのですが、これも１つずつ丁寧に
袋がけをします。

当園では朝一番に完熟するまで待ちに待った
マンゴー達を出来るだけ新鮮なうちにお客様
にお届けするため丁寧かつスピーディーに
収穫します！！

当園のマンゴーは神奈川県で有名な
ウィーン菓子工房リリエンベルグ様をはじめ
数多くの職人様にご愛顧頂いています。
上品な甘み・まろやかなこく・
とろけるような食感のマンゴーは
贈り物としてもオススメです。

日差しも強くなり
ハウス内の温度もグングン上がります

様々な作業をしている時でも
マンゴーにとって
最適な温度を保つため、
どんな時でも温度には気を配っています。

夜は温度が下がり過ぎないように天窓を閉め
寒ければ暖房機を入れ夜でも一定の温度を
保つようにしています。
そして我が子に話しかけるように
「寒くない、暑くない？」
「お腹はすいてない？」「何か欲しい物ある？」
そう問いかけながら一日を終えます。